世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

周年行事の歌「はじまりの歌」|歌詞

100年前の子どもたちも
この場所で夢を見た
誰かが描いた虹の彼方をいま
歩く僕がいる

時を越え伝い来る
未来への風が
僕らの心に咲く夢の花を
揺らしてる

さあ一緒に

扉を開いて
新しい明日へ行こう
僕らが描く虹色の夢が
素敵な未来を創るだろう

はじまりの歌を
あなたと奏でよう
めぐり来る朝の先端で
風に吹かれながら

小さなこの手に
願いのバトンが光る
たくさんのまなざしを
忘れない

ありがとう

扉を開いて
新しい明日へ行こう
僕らが描く虹色の夢が
素敵な未来を創るだろう

はじまりの歌を
あなたと奏でよう
重なりあう想いのせて
届け 未来の空へ

明日を生きるあなたへ

作詞・作曲:弓削田健介

この曲が収録されている楽譜

 

解説(作者より)

130周年を迎える香川県高松市立栗林小学校。校舎お別れ及び会&創立130周年記念行事で、「学校の歴史を盛り込んだミュージカルを創作したい」と考えておられた音楽担当の森先生からご依頼をいただき、作った曲です。子どもたちからメッセージを集めて、作詞・作曲をしました。

僕は、子どもたちの率直な言葉をそのまま歌にするというよりも、「100年も続いた歴史ある学校」という文章があったら「100年前の子どもたちもこの場所で夢を見た」という風に、歌のための「歌詞」に変えていかないといけないと考えていて、この変換作業がとても大切だと思っていて、いつも時間がとってもかかってしまいます。

少しだけ歌詞のことを解説します。「誰かが描いた虹の彼方」は「誰かが見た夢」、「めぐり来る朝の先端(さき)」は、すべての過去を越えて、まさに「今」という未来に近い一番場所のことをイメージして書きました。

曲について。13小節目からいったん転調しますが、サビ(21小節目)には元の調に戻ってきます。この、いったん転調している時の雰囲気の変化を、歌う人たちもちゃんと感じながら、言葉と併せて、聴いている人に伝えないといけないと思います。ただ歌詞を追うだけの歌にならないようにしてください。子どもたちは41小節目からの8小節のフレーズが好きで、伴奏も盛り上がるので、つい大きな声で、しかもテンポも走って歌ってしまいがちですが、そうしてしまうと、そのあとに控えている半音転調の盛り上がりの時に、変化を出せなくなって困ってしまうので、我慢しながらじわじわと盛り上げてください。

昔の人たちが描いた未来を僕たちは歩いているのだとすると、次の未来には僕たちや子どもたちが描く未来を歩く「誰か」がいることになります。今は大変な時代かもしれませんが、今こそ、素敵な未来を描いていきましょう!願いのバトンを次に渡しましょう!音楽と子どもたちがそばにいてくれたらなんでもできそうな気がします。

 

 

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
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