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たいようのきょうしつ 先生用早見表

作品集Ⅵ『越えてゆけ』 No.05

曲の概要

おすすめの場面朝の会、新学期、学年や学級の音楽会、日常の教室を題材にした場面
対象の目安小学校低学年から。二部合唱へ入り始める集団にも扱いやすい
テンポ・拍子♩=140、4分の4拍子
音域全声部総合B3〜C5。中央のドC4の半音下から、中央のドより1オクターブ上まで
演奏時間約2分50秒〜3分。素材記載の収録曲リスト値は2分54秒で、完成音源との照合は要本人確認

歌詞全体から読める一つの可能性

教室は全員が同じように輝く場所ではなく、異なる光を持つ一人ひとりが隣り合い、それぞれの参加の仕方で今日の物語を作る場所だと読める。

朝の光をわけあって始まった歌は、教室、学校、今日、夢へと範囲を広げる。現在いる場所を大切にしながら、そこを未来へ向かう出発点として捉える一つの可能性が開かれる。

指導のコツ

  1. 7〜22小節:歌詞を片方ずつ入れる
    1番のことば → 2番のことば → 4拍 → 同じ旋律。語尾を急がない。
  2. 22〜23小節:分かれる最初の音を固定する
    全員のA → IIの開始音 → Iの開始音 → 2小節だけ重ねる。
  3. 31〜37小節:和音を止めて聴く
    各声部 → 1拍ずつ和音 → 2小節 → 歌詞を付けて通す。
  4. 37〜46小節:出口を複数回たどる
    1回目の戻り → 2回目の飛び先 → 46小節の開始音 → 全体へ戻す。
  5. 58〜69小節:歌と後奏を一つにする
    最終語 → 66小節のピアノ → 4小節の後奏 → 終わりの呼吸を合わせる。

難所別の練習

小節・場所楽譜上の難所練習順
7〜22小節・A1番と2番で言葉が替わり、♩=140の休符後へ子音をそろえて入る1番を読む → 2番を読む → 4拍を手で示す → 同じ旋律へ順に戻す
19〜22小節・A末短い音、休符、変化和音が続き、きらめく/ほほえむの語尾が急ぎやすい語尾だけ読む → 最後の母音をそろえる → 開始音を鍵盤で取る → 15小節からつなぐ
23〜30小節・サビ入口I・IIが分かれ、共通旋律から自分の声部へ切り替えるユニゾンで歌う → IIだけ取る → Iを加える → 22〜23小節だけ往復する
31〜37小節・サビ中盤二部の音程、言葉の受け渡し、主調外の和音が重なり、隣の声部へ寄りやすい各声部の開始音 → 和音を止める → 2小節ずつ交互に歌う → 全体を重ねる
38〜45小節・反復出口1番括弧の後は7小節へ戻り、2回目は37小節から45小節へ飛ぶ道順を指さす → 37→38→44→7を行う → 37→45→46を行う → 歌詞付きで通す
46〜65小節・最終サビ二部を保ちながら最高音C5へ進み、長い語句を一息で結ぶリズム読み → C5を含む和音を短く取る → 息の場所を決める → 58小節から終わりまで通す

共通事項6視点

視点曲にある手がかり歌いながら行うこと深まる学び
音色・強弱強弱記号が少なく、歌詞と声部数で明暗が変わるひとりひとりとおおきなゆめを複数の音色・強さで歌い比べる音量だけでなく、音色と母音の広がりが言葉の大きさを作る
リズム・フレーズ♩=140、休符、短い音と長い語句4拍を示しながらことば読みし、一息でつなぐ範囲を比べる速いテンポでも大きな拍と文のまとまりを保てる
音の重なりAの共通旋律から23小節で二部へ分かれるユニゾン、Iのみ、IIのみ、二部の順に聴き比べる音の重なりが一人ひとりと集団の両方を表せる
反復・変化7〜37小節の反復、歌詞差、1・2番括弧、最終サビ同じ旋律の1番・2番・最終回を並べ、変わる言葉と音色を確かめる反復の中で視点が教室、学校、未来へ広がる
調・和音ト長調、FM7、E7、B7、Cmなど主調の和音と色の変わる和音を聴き、言葉の感じを比べる調号を変えなくても和音の組合せで期待や意外さが生まれる

テーマへの配慮

学校に来ること、教室に所属すること、友達と過ごすことが、不安、孤立、欠席経験、環境の変化に触れる子もいる。学校を好きだと話すこと、自分の教室を思い浮かべること、友達関係を説明することを求めない。歌詞の教室を作品の中の場所として考えたり、ピアノや声部の変化だけを扱ったりする参加を選べるようにする。 元気、たいよう、おおきなゆめを、いつも明るく振る舞うことや将来の目標を持つことへの圧力にしない。静かな光、休んでいる光、まだ言葉にならない夢も含められる。夢や学校生活について本人の経験を話す場合は任意とし、聴く、拍を示す、歌詞カードを指すなど、声を出さない役割も同じ重さで扱う。