一人ひとりの物語をつくる
心に残った歌詞を選び、自分が思い浮かべた主人公、風景、色をAIとの対話で一枚絵にします。絵の違いが、そのまま歌の受け取り方の違いになります。
子どもたちのアンケートから生まれた、朝の教室のうた。学校は一人ひとりが輝く場所。
参考音源:教育音楽チャンネル
あさのひかりを わけあって
げんきのはなが ならんでる
ひとりひとりが たいようだ
きみとうたえば ほら せかいがきらめく
こうしゃも まども かべのえも
ぼくがくるのを まっている
うたのあさがお さきほこれ
きみがわらえば ほら せかいもほほえむ
1番サビ
たいようあふれる ぼくらのきょうしつ
となりあわせの ぼうけんしゃたち
ものがたりを つむぎだそうよ
かがやくきぼう だきしめて かけてゆこう
2番サビ
たいようあふれる わたしのがっこう
たからさがしの ちょうせんしゃたち
みちしるべは おるがんのうた
きせきのきょうを だきしめて
最終サビ
たいようあふれる ぼくらのきょうしつ
となりあわせの ぼうけんしゃたち
このばしょから えがきあおうよ
ちいさなゆびで おおきなゆめを
たいようのきょうしつで

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朝の光をわけあって始まった歌は、教室、学校、今日、夢へと範囲を広げる。現在いる場所を大切にしながら、そこを未来へ向かう出発点として捉える一つの可能性が開かれる。
気になる言葉を選んで、開いてみてください。
心に残った歌詞を選び、自分が思い浮かべた主人公、風景、色をAIとの対話で一枚絵にします。絵の違いが、そのまま歌の受け取り方の違いになります。
歌詞を意味のまとまりに分け、一人一場面ずつ案を出します。なぜその構図や表情にしたのかを話し合い、一枚の絵物語へまとめます。
学級で大切にしたい言葉を出し合い、先生が対話をまとめます。そのクラスだけの歌の受け取り方を教室に残せます。
歌を聴き、心が動いた歌詞と、その理由を短く書きます。
誰が、どこで、どんな表情をしているか。浮かんだ色や光もAIへ伝えます。
画像を作る前に場面案を読み、歌詞に合っているかを確かめます。
絵を見て対話を続け、最後に「なぜこの絵にしたか」を自分の言葉で伝えます。
合唱曲「たいようのきょうしつ」を聴いて、心に残った歌詞と、浮かんだ場面をまとめました。この曲を五〜八場面の一枚絵にする案を考えてください。各場面について「歌詞の意味」「絵にする瞬間」「人物の表情」「色と光」を提案し、画像を作る前に私へ確認してください。私の解釈を大切にし、違う考えを勝手に決めつけないでください。
1番のことば → 2番のことば → 4拍 → 同じ旋律。語尾を急がない。
全員のA → IIの開始音 → Iの開始音 → 2小節だけ重ねる。
各声部 → 1拍ずつ和音 → 2小節 → 歌詞を付けて通す。
1回目の戻り → 2回目の飛び先 → 46小節の開始音 → 全体へ戻す。
最終語 → 66小節のピアノ → 4小節の後奏 → 終わりの呼吸を合わせる。
この曲で見取れる姿を、音楽の仕組みと歌詞の内容から整理します。
4分の4拍子と速い8分音符、反復と括弧、ユニゾンと二部の違いを理解し、自分の声部を保って歌う
朝、教室、学校、夢の言葉と、音色、強弱、フレーズ、声部の重なりを結び付け、届け方を選ぶ
| 視点 | 曲にある手がかり | 歌いながら行うこと | 深まる学び |
|---|---|---|---|
| 音色・強弱 | 強弱記号が少なく、歌詞と声部数で明暗が変わる | ひとりひとりとおおきなゆめを複数の音色・強さで歌い比べる | 音量だけでなく、音色と母音の広がりが言葉の大きさを作る |
| リズム・フレーズ | ♩=140、休符、短い音と長い語句 | 4拍を示しながらことば読みし、一息でつなぐ範囲を比べる | 速いテンポでも大きな拍と文のまとまりを保てる |
| 音の重なり | Aの共通旋律から23小節で二部へ分かれる | ユニゾン、Iのみ、IIのみ、二部の順に聴き比べる | 音の重なりが一人ひとりと集団の両方を表せる |
| 反復・変化 | 7〜37小節の反復、歌詞差、1・2番括弧、最終サビ | 同じ旋律の1番・2番・最終回を並べ、変わる言葉と音色を確かめる | 反復の中で視点が教室、学校、未来へ広がる |
| 調・和音 | ト長調、FM7、E7、B7、Cmなど | 主調の和音と色の変わる和音を聴き、言葉の感じを比べる | 調号を変えなくても和音の組合せで期待や意外さが生まれる |
「たいようのきょうしつ」の言葉と音の変化を聴き合い、歌い方をつくろう
対象の目安:小学校低学年から。二部合唱へ入り始める集団にも扱いやすい
根拠資料:文部科学省 「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 音楽編」。ここに示した内容は、たいようのきょうしつの楽譜と歌詞から考えられる提案例です。学校や子どもたちの実態に合わせて調整してください。
この歌を学校で扱ってくださった先生、ほかの先生にもシェアできる工夫をお持ちの先生、ぜひご連絡ください。集まり次第、この場所に掲載していきます。
実践・資料を送るボタンでメールが開かないときは、こちらへ:yuge@mbfc.or.jp
「子どもたちが朝、学校に来たくなるような歌を作ってほしい」。
香川県の高松市立栗林小学校から、そんな依頼をいただいたのが、この歌の始まりでした。朝、ランドセルを背負って校門をくぐるとき、胸のなかが少しだけ軽くなる。教室のドアを開けるのが、ちょっと楽しみになる。そういう歌を作れたらいいなと思いました。
だから僕は、まず子どもたちにアンケートをとることから始めました。「歌詞に入れたい言葉を教えてね」とお願いして、たくさんの言葉を集めたんです。そうやって集まった言葉を、ひとつひとつ歌詞に編み込んでいきました。だから「たいようのきょうしつ」の作詞は、僕ひとりの仕事ではありません。あの教室にいる一人ひとりとの、共作なんです。クレジットに「原案アンケート:栗林小学校の子どもたち」と書いてあるのは、そういうわけです。
この歌に込めたのは、「学校は一人ひとりが輝く場所」という想いです。
朝のひかりを分け合って、笑顔と歌声がならぶ教室。元気いっぱいの子も、ひとりで本を読むのが好きな子も、みんなそれぞれに違う光を持っている――そう信じられる場所であってほしいなと思いました。だから歌詞では、クラスメイトと学ぶ毎日を「となりあわせの ぼうけんしゃたち」と呼びました。机を並べた友だちは、同じ物語を紡いでいく冒険の仲間。一緒に新しい一日を描いていけたら、という願いをこめた言葉です。
そして最後のサビには、「ちいさなゆびで おおきなゆめを」という言葉を置きました。子どもたちの小さな手のなかには、まだ誰も見たことのない、大きな未来がぎゅっと握られています。学校での何でもない日々が、その夢を育てる土になりますように。今日のたのしさが、明日の挑戦につながりますように。そんな願いをこめた一節です。
低学年のみんなが、難しく考えずに、自分の言葉として口ずさんでくれたら――。歌う子どもたちにとって、朝がちょっと好きになる、小さな太陽みたいな歌になれたらいいな。そんなことを願いながら、書きました。
朝の会や、新学期・授業開きの導入に歌っていただくことが多い曲です。歌ったあとに「自分の夢」や「仲間と叶えたいこと」を発表し合う時間をつくると、歌詞の「かがやくきぼう」や「たからさがし」が、そのままお互いを応援し合う学級づくりにつながっていったら嬉しいです。自分たちで歌った声を録音して、登校時の校内放送で流す、という使い方を教えてくださった先生もいました。教室に入るその瞬間に、自分たちの歌が迎えてくれる。そんなふうに、一日のはじまりが少しまぶしくなったら——。よかったら、使ってみてください。
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