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約束~また会う日まで~ 先生用早見表

作品集Ⅵ『越えてゆけ』 No.12

曲の概要

おすすめの場面6年生を送る会、卒業の集い、在校生と卒業生が歌を交わす場面
対象の目安小学校中学年以上。二つの集団による呼び交わしを生かせる
テンポ・拍子♩=86、4分の4拍子
音域全声部総合C4〜F5。中央のドC4から、その1オクターブ上のファまで(譜面目視による暫定実測)
演奏時間約2分57秒。素材記載値であり、完成音源による実測は要本人確認

歌詞全体から読める一つの可能性

別れを終わりにする歌ではなく、送り出す側と旅立つ側が互いの言葉を受け取り、別々の場所へ進んでも関係を結び直せると願う歌。

約束の内容は一つに決められていない。再会、夢、受け継ぐこと、自分らしくいることなど、異なる願いを二つの声が交換し、最後は言葉のないAhへ預ける。

指導のコツ


  1. 1〜5・前奏から歌い出し:4小節の前奏後、静かな息でそろえて入る
    4拍を数える → 4小節末で吸う → 最初の子音 → 音程を付ける
  2. 8〜9・ハ長調への転調:シャープ3個が外れ、開始音と音色が変わる
    9小節の和音を聞く → 初音をハミング → 8〜10小節 → 歌詞
  3. 9〜23・二部:長い言葉の中で上下が異なる動きを保つ
    ことば読み → 声部別の母音唱 → 片方ハミング → 二部を小さく重ねる
  4. 23〜29・括弧の分岐:1回目はAhから5へ戻り、2回目は29へ進む
    28→5と23→29を指で追う → 伴奏だけ → 歌を加える

難所別の練習

小節・場所楽譜上の難所練習順
1〜5・前奏から歌い出し4小節の前奏後、静かな息でそろえて入る4拍を数える → 4小節末で吸う → 最初の子音 → 音程を付ける
8〜9・ハ長調への転調シャープ3個が外れ、開始音と音色が変わる9小節の和音を聞く → 初音をハミング → 8〜10小節 → 歌詞
9〜23・二部長い言葉の中で上下が異なる動きを保つことば読み → 声部別の母音唱 → 片方ハミング → 二部を小さく重ねる
23〜29・括弧の分岐1回目はAhから5へ戻り、2回目は29へ進む28→5と23→29を指で追う → 伴奏だけ → 歌を加える
30〜35・呼び交わし二集団の入口が連続し、相手の句へ入り込むことがある片方は歌い片方は聞く → 役割交代 → 最初の子音だけ交換 → 全句
36〜42・高音とrit.上声が高い音域へ進み、母音の響きと終止の速度をそろえる高音を母音で取る → 下声を加える → 息の方向を決める → 伴奏とrit.

共通事項6視点

視点曲にある手がかり歌いながら行うこと深まる学び
音色・強弱二つの立場、Ahの終結感謝と別れを複数の音色で歌い比べる感情を音量だけでなく音色で表せる
リズム・フレーズ♩=86、短い呼び交わし長い句と短い句の息を比べる相手へ渡るフレーズを作れる
音の重なりユニゾン、二部、交互唱一声、交互、二声を順に試す重なり方が関係を示すと分かる
反復・変化5小節から1・2番同じ旋律を二つの立場で歌う反復が視点の交換になると捉えられる
調・和音イ長調からハ長調、終盤の色彩和音転調前後と終盤の和音を聞き比べる和音が別れの単純でない感情を支えると気づく

テーマへの配慮

卒業、別れ、再会、夢は、学校に通い続けられなかった経験、転校、死別、望まない別れ、将来への不安に触れうる。実体験を語ることや、特定の相手へ約束することを求めない。二つの集団の配置も、学年や上下関係を強調するためではなく、声を交換する音楽の形として扱う。 ありがとう、さようなら、また会うのどれか一つを正しい気持ちにしない。声を出しにくい場合はAh、呼吸、相手の入口を示す動き、伴奏を聞く役割などを認め、涙や笑顔を成果のしるしにしない。