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北極星のリレー 先生用早見表

作品集Ⅵ『越えてゆけ』 No.13

曲の概要

おすすめの場面卒業式、6年生を送る会、世代や時間を扱う音楽会
対象の目安小学校中学年以上。3拍子、2番だけ加わるII、終盤の転調を段階的に扱う
テンポ・拍子楽譜に速度数値の印刷なし、4分の3拍子。素材の伴奏ファイル名に112があるが要本人確認
音域全声部総合C4〜E♭5。中央のドC4から、その1オクターブ上のミ♭まで(譜面目視による暫定実測)
演奏時間約2分37秒。素材記載値であり、完成音源による実測は要本人確認

歌詞全体から読める一つの可能性

一つの星や一つの世代が永遠に中心であり続ける歌ではなく、役割が移りながらも、受け取った光ややさしさを次の誰かへ渡していく歌。

過去と未来を大きく行き来する言葉を、1番では一本の声、2番では加わる声、最後は新しい調が支える。変わることと、つながることが同時に聞こえる。

指導のコツ


  1. 1〜9・前奏から歌い出し:速度数値がなく、3拍子の揺れと歌の入口を集団で共有する必要がある
    伴奏の1拍目を感じる → 3拍を歩く → 8小節末で吸う → 9小節の子音
  2. 9〜15・2番だけのII:1回目は休み、2回目だけ下声が加わる
    IIは2番の入口だけ印を付ける → 初音を取る → Iを聞きながらハミング → 歌詞
  3. 16〜23・言葉と3拍子:日本語のまとまりが小節線を越え、1拍目を強くしすぎやすい
    ことば読み → 3拍を手で円にする → 母音唱 → 子音を戻す
  4. 24〜38・二部:上下の旋律が別に動き、音程が近づく場所でつられやすい
    声部別 → 片方を歌い片方は拍打ち → 小音量で二部 → 通常の響き

難所別の練習

小節・場所楽譜上の難所練習順
1〜9・前奏から歌い出し速度数値がなく、3拍子の揺れと歌の入口を集団で共有する必要がある伴奏の1拍目を感じる → 3拍を歩く → 8小節末で吸う → 9小節の子音
9〜15・2番だけのII1回目は休み、2回目だけ下声が加わるIIは2番の入口だけ印を付ける → 初音を取る → Iを聞きながらハミング → 歌詞
16〜23・言葉と3拍子日本語のまとまりが小節線を越え、1拍目を強くしすぎやすいことば読み → 3拍を手で円にする → 母音唱 → 子音を戻す
24〜38・二部上下の旋律が別に動き、音程が近づく場所でつられやすい声部別 → 片方を歌い片方は拍打ち → 小音量で二部 → 通常の響き
38〜44・反復の分岐1回目は39〜43、2回目は44へ進む43→9と38→44を指で追う → 伴奏 → 歌を加える
51〜52・変イ長調調号がフラット1個から4個へ変わり、最終部の初音が不安定になりやすい52小節の主和音 → 各声部初音 → 51小節末からハミング → 歌詞またはAh

共通事項6視点

視点曲にある手がかり歌いながら行うこと深まる学び
音色・強弱遠い星、やさしさ、Ah点のような音色と広がる音色を歌い比べる音色が距離と時間を表すと分かる
リズム・フレーズ4分の3拍子3拍を歩行と円運動で感じる1拍目を押さず、流れるフレーズを作れる
音の重なり1番のI、2番のI+II同じ箇所を一声と二声で聞き比べる声の追加が世代の参加を示すと捉えられる
反復・変化9小節からの1・2番2番で加わる音を意識して歌う反復が時間の移行になると気づく
調・和音ヘ長調から変イ長調転調前後の和音を聞き比べる調の変化が中心の移動を表すと分かる

テーマへの配慮

卒業、伝統、涙、忘れないという言葉は、学校での経験が肯定的でない子や、別れ・喪失を経験した子へ負担を与えることがある。思い出や実体験の公開を求めず、過去の人、未来の人、星の交代という歌詞上の像だけを考える参加を認める。伝統を無条件に守るのでなく、何を受け取り、何を変えるかを選べるものとして扱う。 天文学の説明は、作者資料で示された制作背景と、現在の科学的説明を区別する。宗教的・哲学的な時間観を一つにそろえず、涙を見せること、強く感動することを成果のしるしにしない。