一人ひとりの物語をつくる
心に残った歌詞を選び、自分が思い浮かべた主人公、風景、色をAIとの対話で一枚絵にします。完成した絵の違いが、そのまま歌の受け取り方の違いになります。
応援する人も、じつは応援されている。送る声と届く声が、ひとつの歌に。
かがやく ゆめに チャレンジするきみ
がんばれ! どんなときでも となりにいるよ
おうえんしていたら ちいさな このむねも
ファイトに ふるえて あつくなる あつくなる
ハートからハートへ(ファイト!)
ありったけのエールを
ひびきあう(ファイト!)
きみとぼくの おうえんがっせん
フレー フレー フレー!
(エールよとどけ)
ぼくらの こころ ひとつに なるとき
きせきだ! はたをふるのは ひかりのしきしゃ
そらも うみも きぎも はなも かぜも
ちきゅうが まるごと うたってる うたってる
エールがきこえたら(ファイト!)
エールをつなげようよ
こだまする(ファイト!)
きせきのうた ときはなて
ラストサビ
ハートからハートへ(ファイト!)
ありったけのエールを
あふれだす(ファイト!)
ゆめとゆめの おうえんがっせん
フレー フレー フレー!
(エールがきこえる)
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1回目のサビは「エールよとどけ」、最後のサビは「エールがきこえる」。送る側とされる側は固定されず、「きみとぼく」は「ゆめとゆめ」へ広がります。誰かへ送った応援が歌う側にも返ってくる——エールが行き交う関係そのものが、この歌のかたちです。
気になる言葉を選んで、開いてみてください。
心に残った歌詞を選び、自分が思い浮かべた主人公、風景、色をAIとの対話で一枚絵にします。完成した絵の違いが、そのまま歌の受け取り方の違いになります。
歌詞を意味のまとまりに分け、一人一場面ずつ案を出します。なぜその構図や表情にしたのかを話し合い、最後に一枚の絵物語へまとめます。
学級で大切にしたい言葉を出し合い、担任や音楽の先生が対話をまとめます。運動会や音楽会のあとに、そのクラスだけの「エールがきこえる」を教室に掲示できます。
歌を聴き、心が動いた歌詞と、その理由を短く書きます。最初に自分で感じる時間を大切にします。
誰が、どこで、どんな表情をしているか。浮かんだ色や光もAIへ伝えます。
画像を作る前に場面案を読み、歌詞に合っているか、同じ構図が続いていないかを確かめます。
一度作った絵を見て対話を続けます。最後に「なぜこの絵にしたか」を自分の言葉で伝えます。
合唱曲「エールがきこえる~夢の応援合戦~」を聴いて、心に残った歌詞と、そのとき浮かんだ場面をまとめました。この曲を五〜八場面の一枚絵にする案を考えてください。各場面について「歌詞の意味」「絵にする瞬間」「人物の表情」「色と光」を提案し、画像を作る前に私へ確認してください。私の解釈を大切にし、違う考えを勝手に決めつけないでください。
1番のことば→2番のことば→Swing→音程、の順で。同じ旋律に載る語数の差を、先に理解してから歌います。
色の変わる和音(B♭M7→C7)を聴いてから、各声部の25小節の開始音だけを取り、前後をつなぎます。
主旋律→応答→手の合図→小さい音量で重ねる、の順。勢いよりタイミングをそろえるのが先です。
31小節→41小節→42小節の移動だけを先に練習してから、全体へ戻します。道順が身につくと迷いません。
「フレー」の和音→「エールがきこえる」を重ねる→フェルマータ→全員の「ファイト!!」。順番に積み上げます。
「エールがきこえる」は、呼びかけとこたえ、声部の役割、反復の中の変化を通して、応援の気持ちと音楽の仕組みを結び付けやすい教材です。
Swingの拍、主旋律と「ファイト!」の応答、長い「フレー」と動く声部、1・2番括弧の反復、「とどけ」から「きこえる」への歌詞の変化が、表現を選ぶ手がかりになります。感じたことを話し、歌って試し、聴いて選び直す学習を組み立てられます。
はねる拍の流れ、反復と括弧の道順、主旋律と応答、unis.とdiv.の違いを聴き取り、自分の役割を保って歌います。
この曲で見取れる姿:「ここは主旋律を聞かせる場所だから、ファイトは短く」など、役割を理由つきで説明しながら歌える。
応援の送り手と受け手の関係を、音色・強弱・和音・声部の重なりと結び付け、「ファイト!」や「フレー」の届け方を選びます。
この曲で見取れる姿:「最後は『エールがきこえる』だから、包む音色にしたい」のように、歌詞の変化と表現を結び付けられる。
主旋律、応答、長い保持音、合図、聴く役割から自分の参加方法を選び、相手の声を受け取りながら全体の響きをつくります。
この曲で見取れる姿:ファイト隊の音量やタイミングを仲間と相談し、主旋律の言葉が聞こえるか確かめている。
| 〔共通事項〕の視点 | 楽譜・歌詞にある手がかり | 授業で行うこと | 深まる学び |
|---|---|---|---|
| 音色・強弱 | 強弱記号が少なく、言葉・保持音・声部数で変化する。 | 「ファイト!」と「フレー」を複数の音色・強さで歌い比べる。 | 同じ言葉でも、音色と相対的な強弱で関係の聞こえ方が変わる。 |
| リズム・フレーズ | ♩=135のSwing、休符へ入る応答。 | 主旋律の休符を手で示し、応答だけを重ねる。 | 休符もコール&レスポンスを作る大切な時間だと分かる。 |
| 音の重なり 縦と横との関係 | 主旋律、「ファイト!」、「フレー」、「エールがきこえる」。 | 一つずつ声部を加え、何が前に聞こえるか確かめる。 | 重なりが、応援する側と受け取る側を同時に表すことを理解する。 |
| 反復・変化 | 1・2番括弧、3つの動詞、サビ末の言葉の差。 | 同じ旋律の1回目・2回目・最終回を聴き比べる。 | 反復の中で歌詞と役割が段階的に変わる仕組みを捉える。 |
| 調・和音の響き | ニ長調と、21〜25小節の色の変わる和音。 | 3つの和音を聴き、サビへ戻る感じを言葉にする。 | 主調の外の和音が、サビへの期待を作ることに気づく。 |
| 速度・拍 | ♩=135、4分の4拍子、長い「フレー」。 | 4拍を保ったまま、速い言葉と長い音を交替する。 | 同じ拍の中に、細かな動きと長い保持を共存させられる。 |
呼びかけとこたえを聴き合い、エールが行き交う合唱表現をつくろう
対象の目安:小学校中学年以上。全校合唱では「ファイト!」の分担から参加できます。学年・実態に合わせて扱う範囲を調整します。
根拠資料:文部科学省 「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 音楽編」 歌唱、〔共通事項〕、歌唱教材選択の観点(対象学年の節を参照)。ここに示した題材目標・活動は本曲用の提案例です。各学校の年間指導計画と子どもたちの実態に合わせて調整してください。
この歌を授業や全校合唱で扱ってくださった先生、ファイト隊の分け方や体育館での歌い方など——ほかの先生にもシェアできる工夫をお持ちの先生、ぜひご連絡ください。集まり次第、この場所に掲載していきます。
実践・資料を送るボタンでメールが開かないときは、こちらへ:yuge@mbfc.or.jp
これは、体育館で全校のみんなが声を合わせて歌える、応援団の歌です。
書きながら一番大切にしたのは、「応援する人も、じつは応援されている」という気持ちでした。誰かを一生懸命に応援していると、不思議なことに、ちいさなこの胸のほうがあつくなってくる。声を送っているはずなのに、いつのまにか自分が力をもらっている。みなさんにも、そんな経験があるでしょうか。送ったエールが、めぐりめぐって自分のところへ返ってくる——僕は、応援はそんなふうに行き交うものなのかなと思っています。その双方向のあたたかさを、説明ではなく歌そのもので感じてもらえたら——そう願いながら、この曲を作りました。
だから、サビはみんなで掛け合う形にしました。「フレー フレー フレー!」「(ファイト!)」。声と声が重なり、ぶつかり、響き合っていく。歌っているうちに、誰が応援する側で誰が応援される側なのか、その境目がそっと溶けて、その場にいるみんなが、おたがいの応援団になっていたら——そんなことを思いながら書きました。
そして、聴いていただきたいのがサビの最後です。1番のサビの結びでは、そっと「エールよとどけ」とコーラスが歌います。誰かのために、声を送り出す瞬間です。けれど最後のサビでは、それが「エールがきこえる」へと変わります。送った声が、今度は届く声になって返ってくる。送る声と、届く声。その両方が、一つの歌の中にちゃんと収まっているのです。
サビの言葉も、歌い進むにつれて少しずつ大きくふくらんでいきます。はじめは「きみとぼくの」応援合戦だったものが、終わりには「ゆめとゆめの」応援合戦になる。ひとりとひとりの応援が、やがてたくさんの夢を照らす大きなエールに広がっていく。そんな景色を、子どもたちの歌声で描けたらと思いました。
この曲は、2011年に作った「Dream & Dream」の精神を受け継ぐ歌として書きました。夢に向かって挑戦する人がいて、その背中をみんなで押す。押された人が、今度は誰かの背中を押す。そうやってエールがつながっていく輪の中に、歌う人も、聴く人も、先生も、みんなが入っていけたら嬉しいです。
子どもたちが歌うとき、仲間と声を重ねるとき、その歌が、これからの挑戦や、誰かを応援する気持ちに、そっと寄り添えたら嬉しいです。聴いてくださる大人の方の胸にも、なにか灯るものがあれば、こんなに嬉しいことはありません。よかったら、体育館いっぱいに、ありったけの声を響かせてみてください。
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