よく「どうやってビデオを作っているのですか?」
と聞かれます。
現地の映像作家さんに手伝っていただきながら、
実は、撮影も編集も、自分で行っています。

映像作家の保利君に、
撮影の基礎や編集の技術を教わりました。
自分で作った曲の歌詞がどんな景色を描いているか、
一番知っているのは、やっぱり自分だと思うのです。
一つ一つのカットの表情や光の入り方、振付との連動。
ちょっとした「こだわり」が、映像に命を吹き込みます。
演奏の前に、子どもたちに曲の背景を話しました。
能登の地震のこと。現地で出会った人たちのこと。
そして、音楽でつながる希望の話を。

すると…子どもたちの表情が変わり
ある子は、涙を流しながら歌ってくれました。
その子の泣き顔は、あえて映像には入れませんでした。
でも、その感受性の豊かさは、歌声の中にしっかりと残っています。
YouTubeに投稿した後、
たくさんの温かいコメントをいただきました。
たとえば、こんな感想も…。
「歌声のみならず、表情豊かなこの表現力。一人一人が主役って感じで素晴らしい」
「フェニックス」には、
「どんな困難の中でも、私たちはもう一度立ち上がれる」
という、深い祈りと希望が込められています。
まだこの映像をご覧になっていない方がいたら、
どうかこの機会に、黒沢尻北小の子どもたちの歌声(指導:中野美由紀 先生)を聴いてみてください。
みんなで作った「フェニックス」のメッセージ、届きますように。