30年前の11月23日に、僕は生まれました。
祝日になったばかりの夜中だったそうで、 母は冗談まじりに 「祝日だったから特別料金がかかった」とよく言っていました。
産まれてすぐにちょっとした病気にかかり、 家族みんなで心配してくれたそうです。 おばあちゃんは病院に寝泊まりしてずっと見てくれていたそうです。 なんとか命が助かったので、 「この子は健康でいてくれたらそれでいいや」 ということで、名前は「健介」になったそうです。
小学校一年生の時、 一日も休まずに学校に行った僕に、 通信簿の保護者欄に母がこんな風に書いてくれました。 「この子は体が弱かったのに、 一日も休まずに学校に行ってくれたことが一番うれしいです」 そして、すごくほめてくれました。
僕はそれから、 学校に休まずに行くことがお母さんが一番喜んでくれることだと思って、 毎日、休まずに学校に行きました。 そして、学校が大好きになりました。 僕が今でも「学校」という空間が好きな理由に、 そんな原風景があるような気がしています。
30歳の抱負は、 「みんなの夢や思い出をつなぐ合唱曲をたくさん作る。」 そのためにも、健康第一で、初心とみなさんへの感謝を忘れず、 頑張りたいと思います! 最後に、僕の大好きな「名前は祈り」という詩を紹介します。
毛利武さんの詩です
名前はその人のためだけに 用意された美しい祈り
若き日の父母(ちちはは)が 子に込めた願い
幼きころ 毎日 毎日 数え切れないほどの 美しい祈りを授かった
祈りは身体(からだ)の一部に変わり
その人となった
だから 心を込めて呼びかけたい
美しい祈りを
30年間の人生、 縁あってつながってくださった みなさんに
心から・・・ ありがとうございます。
ゆげたけんすけ