彼方のノック(歌詞)
長い長い、あの廊下のことを考えている
わたしは一人、突き当りの扉を目指す
私は私の命を使って
僕は僕の体をなげうって
懸命に駆けて、駆けて、手を伸ばす
何度も何度も
どれだけ引いても押しても
けれど扉は閉ざされたまま
光の射さない窓 道のり
わたしを傷つけたすべての人
ドアの前、泣いている誰かの声を聞く
必死に開けようとしている扉の向こうに
あっちからも開けようとしている誰かがいる
ここから出して
どこかへ行きたい
近づかないで でも近づいて
あなたはまるでわたしのようだ
星の光が胸を貫きそう
暗闇の窓に砂粒をまぶしたような星空が広がる
青空の下に立たない(立てない)、
置き去りにされることに怯える、こちらとむこう
ノック ノック ノック
ああ 私のためだけに開こうとしていた扉は
あなたの涙を止めても構わないと思った途端、
あっけなく開いていく
その絶望 そんなたわいのないことで、開いてしまう世界への
たくさんの扉を開けて
選んで、生きた先に私がいる
永遠に開かないと思っていた扉から
今、光がこぼれていく
わたしに似た、あなたの泣き顔が見えていく
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