世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

質問コーナー| 瀬戸市立長根小学校(その2/全2回)

愛知県瀬戸市立長根小学校で行われた「ふれあい読書コンサート」で子どもたちが書いてくれた感想と質問への答えを紹介しています。

 

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」


A.
作曲をはじめた時のことは、3年生のしつもんで答えたので、その他のことにお答えします。まず、僕はハーフではありません。髪がモジャモジャしているし、インド人みたいにおでこにほくろがあるけど。出身はふくおか県で、高校生まではふくおかに住んでいましたが、いまは佐賀に住んでいます。

10年後は、46歳になっているんだけど、たぶん、頭がハゲてると思います。同い年のミュージシャンで、一緒に「ゆげひる」というグループをしている「ひるまこうえつ」という親友がいるんだけど、そのひるまくんに、タップダンスを習うことになったので、ひるまくんと一緒に、雨にも負けずハゲにも負けず、タップダンスをしているイメージがあるよ。

そういえば最近、絵本をつくることになって、11月に出版されることになったんだけど、10年前は自分が絵本を出すことになるなんて想像していなかったなぁ。そんなふうに、想像していなかったこともたくさん起こると思うから、10年後のことを考えると、ワクワクするね。

親友の「ひるまくん」と一緒に歌っている映像を貼り付けておくね。

 


 


A.
旅をしながら、音楽活動をしていると、いろんな人に出会うんだよね。それで、よく思うのは、世の中には、いろんな仕事があって、どれも素晴らしくて、いろんなおしごとをしている人がいて、この世界ができているんだなぁ。ということ。

小さいころは、プロ野球選手とか、歌手とか、消防士とかお花屋さん、っていうような、絵本とか物語に出てくる「しょくぎょう」しかイメージがわかなかったけど、例えば一人のプロ野球選手がプレイしているそばにも、バットを作る人、マッサージをする人、一緒にトレーニングする人、グランドを整備する人・・・みたいにたくさんの「おしごと」がある。どの人がいなくてもプロ野球選手はおしごとができないんだね。

そんな風に数えていくと、いま日本には、17,000以上の「おしごと」があるんだって。全部のおしごとに出会うことはできないかもしれないけど、もっともっといろんな人に出会って、すばらしいところを見つけて、それを歌にしていけたらと思ってるよ。

というわけで「美容師さん」のおしごとを歌にしたので、聴いてみてね。

 



A.
宮本武蔵が「我以外皆我師」(われいがいのもの、みなわれのしなり)という言葉を残しているんだけど、これは「人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生だ」という意味なんだよね。この気持ちを忘れなければ、色んな人と仲良くなれると思うよ。

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