世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

緊急事態宣言の夜に

緊急事態宣言が出された東京。人通りが多いか少ないかということよりも、今は目の前の作曲に集中しないといけない。

ちょうどあと1週間で、来年の出版に関わる大事な会議があるからである。富士山の写真を印刷して、上半分に山、下半分に湖の線対称の上に、付箋を貼っていく。

0から1を作り出す作業と、一を100にする作業が混在しているので、優先順位を決めて取りかからなければならない。

来年の本のために、今やらないといけない。1年も後のことを、今準備しているなんて、気の遠くなるような話だが、出版って世界はこんなものなんだ。

加湿器の、淡い光に包まれて早く寝て、また明日早く起きて頑張ろう。

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」

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