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こんにちは。作曲家の弓削田健介です。
今日は、中学校の合唱コンクールで人気の高い「空駆ける天馬」の歌詞、伴奏、合唱のポイントなどを紹介いたします。
さっそうと駆ける天馬の足音が聴こえてきそうなテンポで表現されていて、ソプラノ、アルト、テノール、すべてのパートが主役の迫力の一曲です。
この天馬とは、ペガスス座のことで、曲の後半部分には、アンドロメダ(星座または銀河)やスワンの星座といった星座も出てきます。スワンの星座は、はくちょう座のことです。合唱コンクールが行われる秋にぴったりの曲ではないでしょうか。
合唱のポイント
出だしから、とてもリズミカルにはじまるので、発音をはっきりと伴奏にのって声もはずませて歌ってみましょう。
「白銀の道を~」も、「はくぎんのみちを~」と、1文字ずつはっきり歌うことを意識して、「を~」の伸ばしのクレッシェンドがポイントです。
「地の声を たずさえて 天の声を 訪ねに」を大切に歌いながら、聴いているみんなを天馬の世界へと、ひきこんでいきましょう。
変化していく速度や強弱、地の声と天の声の違い、実際の星座、ペガサス、アンドロメダ、はくちょう座が彩る秋の情景を思い浮かべながら歌ってみましょう。
空駆ける天馬(歌詞)
銀の翼を 光らせて
秋の夜空を 駆けてゆく天馬
雲の峰(みね)突き抜けて 真北に向かう
ごらん 駿馬(しゅんめ)の 駆けてゆく
白銀の道を
風さえのけぞる 静まりかえる
銀の翼を 光らせて
秋の夜空を 駆けてゆく天馬
地の声を 携(たずさ)えて
天の声を 訪ねに
アンドロメダを西南に
スワンの星座を東南の
遥か彼方をあとにして
銀のたてがみ 光らせて
秋の夜空を 駆けてゆく天馬
作詞:館蓬莱 作曲:黒澤吉徳
空駆ける天馬(ピアノ伴奏)
空駆ける天馬(混声合唱版全パート)
ソプラノ音取り音源
アルト音取り音源
男声音取り音源
おわりに
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