地球星歌~笑顔のために~
歌詞
この青空はきっと続いてる
遠い街で誰かが 見上げる星空に
あなたの夢はきっと続いてる
遠い国の野原で 輝く虹に
*あなたの毎日が 世界を創り
愛する想いが 地球へと広がる
私は祈る 明日のために
まだ見ぬ あなたの笑顔のために*
あなたがひとり 見上げる月を
遠い海のクジラが 見つめ返している
もしも夜空に 鏡があれば
地球のみんなの 顔が見えるだろう
*repeat*
この小さな手でできること
見えない糸をたどって 全てを感じること
そう 誰にでも愛する人がいる
誰の心にも 大切な場所がある
さあ その気持ちをむげんに広げて
この星をぜんぶ ふるさとと言おう
あなたの毎日が 世界を創り
愛する想いが 地球へと広がる
私は祈る 平和のために
まだ見ぬ あなたの笑顔のために
いつの日か出会う その日のために
作詞:作曲 ミマス
(許諾番号9020135001Y38029)
この曲について
この曲は、音楽ユニット「アクアマリン」として活動しているミマスさんが作曲されています。ミマスさんは「COSMOS」の作曲者でもあり、全国の学校や合唱団で人気の作曲家です。平和への祈りや自然への大きな愛にあふれた曲で。短調から長調に戻る部分の盛り上がりは、気持ちの高まりとともに自然と強弱の変化ができ、子どもたちからも人気の歌です。出会った人たちへの感謝と、これから出会う人たちへの想い、そして一生出会うことなくても、同じ地球を分け合うすべての人たちへのメッセージソングとなっています。
一生分の体験+30分
この「地球星歌」は、アクアマリンのボーカリストで奥様でもあるSachikoさんとの世界一周新婚旅行での体験をもとに作られたそうです。旅の鮮明な感動体験から作った曲で、取り掛かってから30分くらいで歌詞もメロディーもできた曲だそうです。すごい!
しかし厳密に言うと、「遠い国の野原で輝く虹」というフレーズは、世界一周よりずっと昔にシベリア鉄道に乗ってユーラシア大陸を横断した時に車窓から見えた虹のことを思い出しながらできたものだったり、曲の最後に出てくる「平和」という言葉は、ミマスさんの永遠のテーマであるこの言葉を「ここしかない」と、当てはめたフレーズだったり、それまで生きてきたすべての経験の積み重ねがあって生まれた歌なので、「30分でまとめたが、30分で何からなにまで作ったわけではない」ということだそうです。
ミマスさんから先生方へのリクエスト
「教育音楽2018年9月号」の、この歌の紹介記事の中で「地球星歌を歌うにあたって、先生方にお願いしたいことがあります」とミマスさんは書かれています。それは、子どもたちに向かって、ご自身がこれまでにしてきた旅のことや「次はこんなところに行ってみたい」という夢について話してあげてほしいということです。そうすることによって、子どもたちも「じゃあ僕はあそこに行ってみたい、私はこんなことをしてみたい」と想像し、その想いは歌声となって聞く人にも確実に伝わるからだそうです。
歌詞解説
この青空はきっと続いてる
遠い街で誰かが 見上げる星空に
あなたの夢はきっと続いてる
遠い国の野原で 輝く虹に
Aメロと呼ばれるこの箇所は、地球上のどんな遠い場所同士、人同士でもつながっていることを言っています。直後の「あなたの毎日が世界を作る」という言葉の意味がわかる。
あなたの毎日が 世界を創り
愛する想いが 地球へと広がる
私は祈る 明日のために
まだ見ぬ あなたの笑顔のために
平和な世界やみんなが幸せになれる未来は、どこかの誰かが創ってくれるのではなく、自分自身が作らなければならない。その力があなたの中にはすでに宿っている。
そう 誰にでも愛する人がいる
誰の心にも 大切な場所がある
さあ その気持ちをむげんに広げて
この星をぜんぶ ふるさとと言おう
歌全体の中で非常に核心的な部分。ここを強調するために、直前の転調がある。
参考文献
ミマスさんご自身が解説をされている特集記事が組まれています。
おすすめ書籍
作詞・作曲について、新しい切り口で書かれているミマスさんの名著です。
地球星歌(ピアノ伴奏)