「世界を旅する音楽室」へようこそ!
こんにちは。作曲家の弓削田健介です。
今日は、小学校5年生の教科書に掲載されていた名曲「グリーングリーン」の紹介をしたいと思います。
小学校の定番合唱曲です。NHKみんなのうたでもとても明るいメロディにのせて、一緒に歌っていた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか
そんな明るいメロディで届けられる歌詞は、「この世に生きるよろこびと悲しみのこと」ではじまります。
お父さんと子どもが交わす会話とお互いの心情とが、移り行く自然の風景と交差しながら、「人生とは」を深く考えさせられる歌詞になっています。
日本語版の詞は片岡輝さんが担当し原詩の翻訳ではなく、独自の作詞で7番まで作られています。最後にこの原曲を作ったアメリカのフォークグループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズ の音源も載せていますので原詩との違いも是非お楽しみください。
小学生の歌として、3番までの明るい歌詞内容までを紹介することが多く、4番からは、歌詞内容が深くなっています。NHK『みんなのうた』の編曲(編曲:小森昭宏)では、歌詞番号が進むにつれ半音ずつ高く転調され、歌詞内容とは逆に前向きなメロディになっていきます。避けてはとおれない現実を、精一杯生きていく前向きな応援歌として、ぜひ聞いてみてください。
やがて月日が過ぎゆき
ぼくは知るだろう
パパの言ってたことばの
ラララ ほんとの意味を
グリーン グリーン
青空には 太陽笑い
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑があざやか
グリーングリーン(歌詞)
ある日 パパとふたりで
語り合ったさ
この世に生きるよろこび
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には ことりがうたい
グリーングリーン
丘の上には ララ 緑がもえる
その時 パパがいったさ
ぼくを胸に抱き
つらく悲しい時にも
ラララ 泣くんじゃないと
グリーン グリーン
青空には そよ風ふいて
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がゆれる
ある朝 ぼくは目覚めて
そして知ったさ
この世につらい
悲しいことがあるってことを
グリーン グリーン
青空には 雲がはしり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がさわぐ
あの時パパと
約束したことを守った
こぶしをかため
胸をはり ラララ ぼくは立ってた
グリーン グリーン
まぶたには 涙あふれ
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑もぬれる
その朝 パパは出かけた
遠い旅路へ
二度と帰ってこないと
ラララ ぼくにもわかった
グリーン グリーン
青空には 虹がかかり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がはえる
やがて月日が過ぎゆき
ぼくは知るだろう
パパの言ってたことばの
ラララ ほんとの意味を
グリーン グリーン
青空には 太陽笑い
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑があざやか
いつかぼくも子どもと
語りあうだろう
この世に生きるよろこび
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には かすみたなびき
グリーン グリーン
丘の上には ララ
緑がひろがる
グリーン グリーン
青空には かすみたなびき
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がひろがる
緑がひろがる
緑がひろがる
緑がひろがる
歌詞付きピアノ伴奏
ちょっとおしゃれなピアノ伴奏
ジャズバージョン(ピアノ伴奏)
本家本元ニュー・クリスティ・ミンストレルズ
ニュー・クリスティ・ミンストレルズ(英語版)(アメリカのフォークグループ)が1963年に歌った「Green, Green」
メンバーだったバリー・マクガイアとランディ・スパークス (Randy Sparks) が作曲し、このグループの最初のヒット曲となり、その後もたくさんの方がカバーして歌っています。
おわりに
このサイトでは、小中学校の音楽の授業で役立てていただける情報を発信していきたいと思っております。小中学校の行事や音楽会で使える合唱曲も作っていますので、聴いていただけたら嬉しいです。