世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

虹(合唱)歌詞|森山直太朗


「世界を旅する音楽室」へようこそ!

こんにちは。作曲家の弓削田健介です。


プロフィール

今日は森山直太朗さんの名曲、「虹」をご紹介したいと思います。

虹(歌詞)

広がる空に 僕は今 思い馳せ
肌の温もりと 汚れたスニーカー
ただ雲は流れ

きらめく日々に 君はまた 指を立て
波のさざめきと うらぶれた言葉
遠い空を探した

喜びと悲しみの間に 束の間という時があり
色のない世界
不確かな物を壊れないように隠し持ってる

僕らの出会いを 誰かが別れと呼んだ
雨上がりの坂道
僕らの別れを 誰かが出会いと呼んだ
時は過ぎいつか
知らない街で 君のことを想っている

風になった日々の空白を 空々しい歌に乗せて
未来を目指した旅人は笑う
アスファルトに芽吹くヒナゲシのように

僕らの喜びを 誰かが悲しみと呼んだ
風に揺れるブランコ
僕らの悲しみを 誰かが喜びと呼んだ
明日へと続く不安げな空に
色鮮やかな虹か架かっている

僕らの出会いを 誰かが別れと呼んでも
徒(いたずら)に時は流れていった 君と僕に光を残して

作詞・作曲:森山直太朗・御徒町凧


(許諾番号9020135001Y38029)

 

虹(歌詞の意味)

「僕らの出会いを 誰かが別れと呼んだ」

サビで登場するこのフレーズ。「僕ら」には「出会い」としか思えなかったものが、「誰か」(別の視点)から見ると「別れ」である。ものごとは、コインの裏表のように、逆の視点が存在するということですね。だからこそ、あとから出てくる

「僕らの別れを 誰かが出会いと呼んだ」

というフレーズにつながります。

卒業式でも歌われることの多いこの歌は「別れの季節は出会いの季節でもある」と、小学校時代から数えると9年間共に過ごした仲間や親友との別れを、人生の次のステージへのスタートだよ。これからまた、素敵な出会いが待っているよ。と励ましてくれているようにも思えます。

空にかかる「虹」はあっという間に消えてしまいます。輝く青春時代も同じです。だからこそ、いまを大切に生きていきたいですね。

そして、青春時代にも終わり(別れ)があるからこそ、次の季節のはじまり(出会い)があります。卒業の寂しさを越えて、新しい自分に会いに行きたいですね。

 

解説

2006年の第73回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲として作曲されました。森山直太朗さんの作品です。信長貴富さんの素晴らしい編曲です。NHKコンクール終了後も、全国の中学校で合唱コンクールなどで歌われています。

アルバム「風待ち交差点」には、鹿児島県屋久島町立小瀬田中学校在校生による合唱と共に直太朗さんが歌った「虹(屋久島ドメニカバージョン)」が収録されています。

 

虹(ソプラノ)

虹(アルトパート)

虹(テノール男声)

虹(ピアノ伴奏)

https://www.youtube.com/watch?v=kir_7zf-IV0

虹(指揮の参考動画)

虹(ボーカロイド合唱)

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」

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