世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

仙台に到着。いつもより温かいかな。空港から電車で25分で仙台駅へ。すぐ近くに、仙台イングリッシュセンター(未来の杜学園)があり、学園歌を作らせてもらったことがきっかけで、毎年卒業式で演奏させてもらっている。

8年前の3月11日は、札幌校での卒業式を終えて、仙台校に向かう飛行機に乗る準備をしていた。ジンギスカンを食べていたら、地震が起こった。校長先生の誕生日だった。先生ご夫妻が、いち早く福島空港に行き先を変え、仙台市の学校に戻られていった姿は、目に焼き付いている。ぼくたちは、福岡に戻るようにと飛行機に乗せてもらった。

あの日から8年と4日。先生は71歳になられていた。変わらないバイタリティと情熱に、吹き飛ばされそうになる。世界をまたにかけながら、次々と新しい事業を成功させている。

今日は、卒業生のバヤラトさんの馬頭琴と合わせ練習、学生さんたちと合唱の練習をした。ベトナムの子達は、ニコニコ優しい笑顔で、とても爽やかだ。

2025年を境に、外国人労働者の方々に福祉の分野でも活躍してもらわないと日本を支えられなくなる時代が来るそうだ。この素晴らしい日本語学校の卒業生が、きっとリーダーになってくれるだろう。

スピーチコンテストで勝ち抜いた男の子のスピーチのバックに音楽をつけることになった。リクエストは、ドラゴンボールのブルマの歌。調べてみると「ロマンチックあげるよ」だった。僕たちも幼い頃に聴いていた歌だ。コード進行をみると、とてもおしゃれ。勉強になる〜。まさか、留学生にこの曲の魅力を教えてもらう日が来るとは。

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」

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