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We’ll Find The Way ~はるかな道へ(歌詞&プチ研究)


We’ll Find The Way ~はるかな道へ

大好きな「Believe」の作者、杉本竜一さんの新曲です。最新版(H28年版)の中学校1年生音楽の教科書(教育芸術社)を開くと、一番最初に掲載されている曲です。杉本竜一さんは他にも「Tomorrow」「この星に生まれて」「BELIEVE」「Forever」などの、教育現場で愛されている名曲をたくさん書かれています。

「We’ll Find The Way ~はるかな道へ」(歌詞)

(1番)
今わたしたちは はるかな道を
未来にむかって 歩みはじめた
それぞれの夢を 胸にいだいて
まだ見ぬ場所に 想いをはせる

Wo,oh,oh,oh ぼくたちの時代は
Wo,oh,oh,oh まだまだ遠いけど
We’ll find the way めぐり来る季節は
Wo,oh,oh,oh 駆け抜けるだろう

(2番)
今わたしたちは 風の中にいて
自由な空へと 翔ぼうとしている
それぞれの願い 星にたくして
未来を見つめ 夜明けを越える

Wo,oh,oh,oh ぼくたちの時代は
Wo,oh,oh,oh まだまだ遠いけど
We’ll find the way めぐり来る季節は
Wo,oh,oh,oh 駆け抜けるだろう

作詞・作曲:杉本竜一

(許諾番号9020135001Y38029)

合唱動画

ピアノ伴奏

杉本竜一さんとの関わり

僕が勝手に憧れているだけなので、まだお会いしたことはありませんが、素晴らしい歌の数々と同じように、とても素敵な方だそうです。
これまで、

1.「BELIEVE」のアンサーソング「どんなときも」を作曲

2.「BELIEVE」の編曲(尊敬と愛をこめて)

を、させていただきました。いつかお会いしたいなぁ・・・。

「BELIEVE」の弓削田編曲版(尊敬と愛をこめて)

「We’ll Find The Way ~はるかな道へ」プチ研究

キーは♭や#がないCのキー。
子どもたちが読譜のときに親しみやすいので、教科書はこのキーでできている曲が多いのだと思いますが、
この、「Cのキーの縛り」で、かつ聴いたことのない新しいメロディで、名曲を書くのは至難の技だと思います。
先輩たちは、それを実現しているのが、すごいです。

AメロはⅠ度の和音から始まり、途中、Dmに向かうⅣm6-ⅤとしてGm6-A7が出てきていったん主和音から遠ざかり、
Dmのクリシェ、サブドミナント、とサビへの期待感がだんだん高まっていきます。
ここでも、メロディには臨時記号がつかないように工夫されています。

サビでは「Wo,oh,oh,oh」コーラスと「ぼくたちの時代は」が交互に絡み合い、
学習目標になっている「拍の流れにのて明るい声で歌おう」ができたとき、
とても美しく印象的なサビになる、中学1年生が最初に歌うのにピッタリな曲ですね~。
こんな曲を書けるようになりたいです。がんばります。

 

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」

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