一昨年の年末、佐賀県黒髪山での恒例の合宿
「2011年さらばじゃ~会」をしていた時に、
愛知県からお客さまが。
以前コンサートをさせていただいた中学校の先生方が、
九州旅行の途中、訪ねてきてくださったのでした。
その先生を紹介してくれて、コンサートをするきっかけを作ってくれた
伊藤 一樹くんが書いた詩に、
曲をつけて合唱曲にできないか、というお話でした。
曲を作ることって、そんなに簡単にできるわけでもないし、
時間もかかるし、自由な形式で書かれた「詩」を
歌うための「歌詞」にするのも大変で・・・
仮になんとかメロディや和音ができたとしても
それからまた合唱にする編曲という作業があって・・・
簡単にひきうけられるものではないから、
その場で「いい返事」はできませんでした。
でも、一樹くんの素敵な詩や、
わざわざ学年の先生たち全員で、
佐賀の山奥まで来てくださった先生たちの気持ちに動かされて、
作ることになりました。
そしてできたのが、この動画の曲
「やさしい思い出」。
中学校の卒業式で歌ってくれました。
といっても、
結局僕は一番のメロディと歌詞を作っただけ(しかも締切に間に合わず)で、
一番大変な編曲作業をしてくださったのは先生とご縁があった音楽家の
木下 真美さん。
ピアノもコーラスも、素晴らしい編曲をしてくださいました。
この方がいらっしゃらなかったら、
曲は完成しませんでした。
いま、動画を見て、
とても感動しています。
詩を書いてくれた伊藤一樹くん。
一樹くんが出会わせてくれた先生たち、
そして素晴らしい編曲をして下さった木下さん。
歌ってくれた生徒たち。
みんなで作った唄です。
感謝です。