世界を旅する 出会いから音楽が生まれる
    

東日本大震災があった2011年から、東北での音楽活動が始まりましたが、その時、仲間たち(比留間くんや、大志くんなどなど)を何度も何度も、東北に連れて行ってくれたのが、九州に工場のあるクロレラ工業という会社だったんです。

そのクロレラ工業の東北支店長だったのが、この曲をプレゼントした松原さん。僕たちは、親しみを込めて「まっちゃん」と呼んでいました。

あれから10年経っても、なかなか芽の出ない、僕たちをいつも応援してくれていた、まっちゃん。30回続けたライブ配信も、毎回仲間に呼びかけてみてくれていました。

最初は、まっちゃんに「ありがとう」を伝えたくて歌っていましたが、このコロナや、乗り越えないといけないことが様々と起こり、いつしか、この曲はライブ配信のテーマ曲のようになりました。

「もうすぐ もうすぐ つぼみが ひらくよ」

そう繰り返し歌いながら、もう少しもう少しがんばってみようと思えたのです。

「もうすぐ もうすぐ つぼみが ひらくよ」

と歌うだけで、まっちゃんや、東北で出会ったいろんな人がそばにいてくれる気がしています。

つぼみの歌(弾き語りver.)

つぼみのうた(歌詞)

(1番)
みどりの風が吹いたら 懐かしい季節に会える
きらめく光の中で あたらしい自分になろう

涙は歌に変わる 雪がとけるように
あなたの限りのない 優しさにつつまれて

もうすぐ もうすぐ つぼみが開くよ
あなたと育てた 希望の花だよ

もうすぐ もうすぐ つぼみが開くよ
みんなで守った 小さな夢のともしび

(2番)
あなたは春になって ひだまりになって
ぬくもり分けてくれる いつまでも いつまでも

もうすぐ もうすぐ つぼみが開くよ
あなたが愛した 笑顔の花だよ

もうすぐ もうすぐ つぼみが開くよ
喜び集めた花束 あなたに贈ろう

作詞・作曲:弓削田健介

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【この記事を書いた人】
弓削田健介(ゆげたけんすけ)
合唱作曲家。主に小中学生が歌う合唱曲を作曲。2020年より音楽の教科書に楽曲が掲載(小学校4年生・教育芸術社)。
キャンピングカーを拠点に合唱曲が歌われている日本全国の小中学校、海外日本人学校などで2000回を超えるスクールコンサートを行う。
旅から得た気づき、出会いと感動を元に作曲するスタイルで、5冊の楽譜集と絵本を出版。
NHK全国放送(おはよう日本)、NHKワールドなど多数のテレビ出演をきっかけに、「放浪の合唱作曲家」と呼ばれる。

Amazon著者ページ「弓削田健介」
YouTube「世界を旅する音楽室」

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