「世界を旅する音楽室」へようこそ!
こんにちは。作曲家の弓削田健介です。
今日は、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩にいろんな方々が曲をつけて
それぞれの合唱曲として歌われている合唱曲「生きる」の紹介をしたいと思います。
谷川俊太郎さんは、「書く」よりも「生きる」が大事だったとおっしゃっています。
どんなことに「生きること」「命」を感じていらっしゃるのでしょうか。
日常にある当たり前のこと。
宇宙の中で生きるということ。
自分の知らないどこか遠くの世界で起こっていること。・・etc
みなさんにとっての「生きる」とは、いったいどんなことなのでしょうか。
三善晃Ver.
生きる(歌詞)
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
作詞:谷川俊太郎
松下耕Ver.
新型ウイルスのなか、世界中の人々に向けて新たに作曲した「To Live 生きる」。
谷川俊太郎の詩「生きる」を英訳し、最後にいろんな国々の言語で「がんばろう」という言葉が伝えられています。
新実徳英Ver.
平成7年にNHK全国学校音楽コンクール・高等学校の部の課題曲として作曲されて以来、多くの人に愛唱されてきた「生きる」
谷川俊太郎作詞:合唱曲「春に」について
おわりに
このサイトでは、小中学校の音楽の授業で役立てていただける情報を発信していきたいと思っております。小中学校の行事や音楽会で使える合唱曲も作っていますので、聴いていただけたら嬉しいです。
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