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【わらい】(全文/解説/歌まとめ)金子みすゞの詩

子どもの弾けるような笑顔は、一気に場が明るくなりますよね。

笑顔は世界共通言語・コミュニケーションと言われるように、大きなパワーを持っています。

金子みすゞさんの詩「わらい」は、笑顔の凄さをつづっています。

こんにちは、作曲家の弓削田健介(ゆげたけんすけ)です。

今日は「わらい」詩全文や解説を紹介します。

弓削田健介プロフィールはこちら

「わらい」全文

「わらい」の詩全文はこちらです。

それはきれいなばらいろで、
けしつぶよりかちいさくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱっと花火がはじけるように、
おおきな花がひらくのよ。

もしもなみだがこぼれるように、
こんなわらいがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでしょう。

※金子みすゞさんの写真と詩はJULA出版社内「金子みすゞ著作保存会」の了承を得て掲載しています。

「わらい」解説

「わらい」について解説します。

強調の表現技法

詩「わらい」には反復法が使われています。

「どんなに、どんなに、きれいでしょう。」と同じ語を繰り返すことで、リズムを整えたり強調を表したりします。

こういった表現技法は中学受験の読み取り問題にも出題されやすいです。

他の詩も取り上げて、具体的な表現技法を説明しておくとよいでしょう。

  • 倒置法:言葉の順序を逆にする
  • 比喩法:他のもの・イメージに例える
  • 擬人法:人間でないものの様子や行動を人間に例える
  • 対句法:似た表現を並べて、違いを強調する
  • 体言止め:文の最後が名詞や代名詞

笑った回数と泣いた回数、どちらが多いか

詩「わらい」を読み、笑った回数と泣いた回数どちらが多いか読み取りましょう。

「もしもなみだがこぼれるように」部分から、金子みすゞさんやまわりの人は涙の数が上回っていたことが分かります。

生徒にも最近の出来事を聞き、笑顔か涙どちらが多かったか振り返りましょう。

新型コロナウイルス感染症の影響でつらい思いをした子たちに響く詩です。

詩に込められた思い

詩「わらい」は”祈り”のような印象を受けます。

ここで作者・金子みすゞさんの人生に注目してみましょう。

3歳で父を亡くし、結婚生活も厳しく、詩人仲間との付き合いも限定されました。

さらに離婚が決まった後は娘の親権を奪われ、最後は自殺します。

26歳でした。

つらい出来事ばかりで、「もっと笑顔でいられたら」と祈るように書いたのかもしれません。

まとめ

金子みすゞさんの詩「わらい」について解説しました。

笑顔を見せたいし、見せてほしいけれど、人生には悲しいことも起こります。

だからこそ、金子みすゞさんは涙を流す代わりに笑顔が咲けば「どんなに、どんなに、きれいでしょう。」と訴えているのです

あなたが笑えば、まわりもつられて笑顔になります。

子どもたちにはどんなときでも笑顔を忘れない、強い大人になって欲しいですね。

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この記事を書いた人

弓削田健介(ゆげたけんすけ)

作曲家。主に小中学生が教室で歌う合唱曲を作曲(2020年より小学校の音楽教科書に楽曲が掲載) 全国を旅しながら年間150〜200回のスクールコンサートを行い、旅で得た体験を元に合唱曲を作曲。

児童合唱団との映像教材の制作や、日本の絶景と共に歌うユニット「Singing Beautiful Japan」としても活動中。

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