全国を旅して 出会いを音楽に変える

「東北に元気を届けたい」中学生の思いが歌に。

 佐賀県にある武雄北中学校は、「夢プロジェクト」と題して、毎年「夢」をテーマにした活動を行ってきました。

生徒たちによる「夢看板」の制作、地域の人たちを巻き込んだ「夢ミュージカル」の発表など。

この「僕らの夢を届けよう」という歌も、武雄北中学校の生徒が描いた「元気がでる言葉」を集めて、子どもたちと一緒に作った歌で、「夢プロジェクト」の中で生まれました。

 そんな中、起こった東日本大震災。2012年、生徒たちは「自分たちだからこそできる、自分たちらしい支援をしよう」と、文化祭で「夢ハンカチアート」の取り組みをすることを決めました。

30センチ四方の白いハンカチに夢を書いてもらい、集め、そのハンカチをつないで、大きなアートを創り、東北に元気を届けようという試みです。

 生徒たちの想いはどんどん広がっていきました。全校生徒、地域の人たち全員。そして県内の小中学校、幼稚園、東北の中学生。

さらには全国、世界中にまで・・・白いハンカチは届けられました。そして夢が描かれた「夢ハンカチ」となって、武雄北中学校に戻ってきました。その数、11111枚。

 ただハンカチを集めるだけでなく、子どもたちはハンカチを描いてくれた人に「夢友になろう」と呼びかけました。

「東北の中学生と友達になりたい」という想いが「自分たちらしい支援」の原点だったのです。

そこで、子どもたちは夏休みにハンカチに夢を書いてくれた東北の中学校に会いに行ったり、テーマソングとなっていた「僕らの夢を届けよう」を一緒に歌おうと呼びかけ、歌ってくれたビデオを集めて一つにつなげるなど、「一緒に元気になる活動」に取り組みました。

文化祭当日。11111枚の夢ハンカチは、復興を願う大きな不死鳥となりました。自分たちだけでなく、たくさんの人たちと一緒に作り上げた夢の不死鳥。

「東北に元気を届けよう」という想いで始まったこの活動でしたが、元気をもらったのは、東北の人だけじゃなかったと思います。僕も、みんなの情熱と行動力に、元気をもらった一人です。

※歌詞の「ぶちかませ」という言葉は中学生が歌う歌として乱暴じゃないか。という意見もありましたが、この言葉は子どもたちなりの「元気を届けよう」という想いの結晶でした。

今回の出版を機に「武雄北中学校だけの夢プロジェクトの歌」ではなく、もっと広く歌っていただくために歌詞を再考しましたが、この言葉はどうしても残したいと思いました。

中学生のみんな!今こそでっかい元気玉をぶちかせ!

武雄北中の生徒が「元気が出る言葉」を集めて作ったオリジナルの歌詞はこちらから読むことができます。

僕らの夢を届けよう(歌詞)

がんばってるから
はげましに来たよ
一人じゃない
みんながいるさ

下手くそでもいい
自分らしく生きて
君しかできないことがある

小さな一人の夢が
みんなをつないでゆく
未来は僕らの心から
始まってゆく いつでも

僕らの夢を届けよう
若いチカラ 重ねあって
でっかい元気玉をぶちかませ!

奏でよう
素敵な明日が来るように
優しい光を集めて

それぞれの道を
歩き出す日まで
温めよう
憧れの空

かけがえのない
今を分け合える
君がいてくれてよかった

優しさを守る花に
涙の雨は来る
だから一人にならないで
そばにいるよ いつでも

僕らの夢をつなげよう
世界中の仲間たちに
でっかい元気玉を届けよう

奏でよう
素敵な明日が来るように
七色の元気合わせて
優しい光を集めて

作詞:平成24年度武雄北中学校生徒一同・弓削田健介
作曲:弓削田健介 編曲:溝江美保・弓削田健介

僕らの夢を届けよう(ピアノ伴奏)

宮地校長先生

 武雄北中学校の「夢プロジェクト」をはじめた校長先生です。

武雄北中学校から転任される際に残した卒業生へのメッセージ「挑戦」を聴いていただき、この素敵なプロジェクトの雰囲気を少しだけ、感じてください。

指導にあたって

前半のユニゾンでは、アクセントを抑えて、ピアノ伴奏とアンサンブルを楽しみましょう。曲全体を通して伴奏のリズム、和音の変化、低音の上向、下降を感じながら演奏しましょう。
転調をしたところからは、低音のシンコペーションに乗って「僕らの夢」に向かって気持ちを高めましょう。LinkIcon(計良洋美先生)

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